卵黄の離乳食はいつから?時期別の形状・量・下ごしらえ
生卵を水からゆで、沸騰後15分のかたゆで卵にして卵黄だけを取り分け、お湯やスープでのばします。
食べられる時期 離乳初期(生後5ヶ月ごろ)から 🩸 鉄を含む ⚠️ アレルギー表示対象
卵はアレルギーの代表的な食材。卵白は卵黄よりアレルギーを起こしやすいため必ず卵黄から始めます
卵黄はいつから食べられる?
卵黄は離乳初期(生後5〜6ヶ月)からが目安です。この期はなめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状)に仕上げ、口の動きは「口を閉じて取り込み・飲み込みができるようになる」段階です。
卵はアレルギーの代表的な食材です。支援ガイド(2019年改定)では、離乳初期から固ゆで卵の卵黄をごく少量から試すとされています。卵白は卵黄よりアレルギーを起こしやすいため、必ず卵黄からです。
初めて与える日は、体調のよい平日の午前中に小さじ1(ひとさじ)から。他の新しい食材と同じ日に重ねず、1日1種類ずつ試すと、反応が出たときに原因を切り分けられます。
時期別の形状と1回の目安量
| 期 | 月齢 | 形状・調理 | 1回の目安量 |
|---|---|---|---|
| 離乳初期 | 生後5〜6ヶ月 | かたゆで卵の卵黄をごく少量、お湯やスープでのばす | 慣れたら 卵黄 |
| 離乳中期 | 生後7〜8ヶ月 | かたゆで卵の卵黄をつぶし、汁気のあるものに混ぜる | 卵黄1〜全卵1/3 |
| 離乳後期 | 生後9〜11ヶ月 | 全卵に進める場合もよく加熱して細かくほぐす | 全卵1/2 |
| 離乳完了期 | 生後12〜18ヶ月 | よく加熱した卵料理を持ちやすい大きさに切る | 全卵1/2〜2/3 |
期ごとの進め方
- 離乳初期(生後5〜6ヶ月): 離乳初期は1日1回。離乳食を始める「ゴックン期」。1日1回、なめらかにすりつぶした状態(ポタージュ状)から始めます。 口の動きは「口を閉じて取り込み・飲み込みができるようになる」、歯はまだ生えていない。 卵黄は「かたゆで卵の卵黄をごく少量、お湯やスープでのばす」に。
- 離乳中期(生後7〜8ヶ月): 離乳中期は1日2回。「モグモグ期」。1日2回食に進み、舌でつぶせる固さ(豆腐程度)で粒感のある形状に慣れていきます。 口の動きは「舌と上あごでつぶしていくことができるようになる」、歯は乳歯が生え始める。 卵黄は「かたゆで卵の卵黄をつぶし、汁気のあるものに混ぜる」に。
- 離乳後期(生後9〜11ヶ月): 離乳後期は1日3回。「カミカミ期」。1日3回食。手づかみ食べが始まり、自分で食べる楽しさを覚える時期です。 口の動きは「歯ぐきでつぶすことができるようになる」、歯は1歳前後で前歯が8本生えそろう。 卵黄は「全卵に進める場合もよく加熱して細かくほぐす」に。
- 離乳完了期(生後12〜18ヶ月): 離乳完了期は1日3回 + 必要に応じて間食1〜2回。「パクパク期」。3食 + 間食のリズムが整い、軟飯〜普通のごはんへ移行していきます。 口の動きは「歯を使うようになる」、歯は完了期後半に奥歯(第一乳臼歯)が生え始める。 卵黄は「よく加熱した卵料理を持ちやすい大きさに切る」に。
目安量は厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」の食品群別の値です。同じ群の食材(卵黄を含む)を合わせた1食分の量なので、ほかの同群の食材と足し合わせて考えます。
卵の1回量は、中期で卵黄1個〜全卵1/3、後期で全卵1/2、完了期で全卵1/2〜2/3が目安です。初期は耳かき1杯から始め、数日かけて小さじ1、小さじ2と増やします。
卵黄の下ごしらえ
- 卵を水から入れ、沸騰後15分以上ゆでて固ゆでにする
- 殻をむき、卵白を取り除いて卵黄だけを取り分ける(卵白が付かないよう中心部を使う)
- 初期は耳かき1杯〜小さじ1/4のごく少量を、お湯や野菜スープでなめらかにのばす
- 慣れたら量を増やし、中期は卵黄1個まで。その後、全卵1/3へ
- 後期以降は、全卵をよく加熱した卵焼きや卵とじを細かくほぐす
最初は耳かき1杯ほどのごく少量から。体調のよい日の午前中に、受診できる時間帯に試すと安心です。
種類・部位・買い方の違い
卵黄に慣れた後、全卵(卵白を含む)に進みます。全卵は中期後半から1/3個を目安に、しっかり加熱して試します。半熟・温泉卵・生卵は離乳食期には与えません。卵ボーロやマヨネーズなど卵を含む加工品も、全卵の確認が済んでから、少量ずつにします。
賞味期限内の新鮮な卵を使います。卵黄だけを取り分けやすいよう、しっかり固ゆでにします。
冷凍・保存のしかた
固ゆで卵黄はつぶして製氷皿で冷凍できます。パサつくので解凍時にスープでのばします。1週間を目安に使い切ります。ゆで卵そのものの冷蔵は当日中に使います。
冷凍したものは1週間を目安に使い切り、食べる前に中心までしっかり再加熱します。解凍したものを再び冷凍しません。
栄養メモ
鉄を含むたんぱく質源。離乳初期から試せる数少ない鉄源のひとつです。
卵黄の離乳食でよくある質問
卵は何ヶ月から?
支援ガイドでは離乳初期(5〜6ヶ月)に固ゆでの卵黄から試すとされています。おかゆ・野菜・豆腐に慣れた後、体調のよい平日の午前中に、耳かき1杯程度のごく少量から始めます。
卵白はいつから?
卵黄1個分を問題なく食べられるようになったら、中期の後半からよく加熱した全卵を1/3個程度から試します。卵白だけを先に試す必要はありません。
アレルギーが心配です。家族に卵アレルギーがいます。
家族歴がある場合や湿疹がある場合は、始める前にかかりつけの小児科に相談してください。自己判断で遅らせるより、医師と相談して時期と量を決めるのが安全です。
本ページは厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)」を参考に編集しています。食べる量や進み方には個人差があります。アレルギーの心配がある食材は主治医に相談してから試してください。